「バイク初心者が初めから大型バイクの免許を取っても大丈夫?【メリットとデメリット】」

バイク初心者が初めから大型バイクの免許を取っても大丈夫?

バイクに乗りたいと思ったとき、最初に考えるのが免許の種類です。中型バイクから始めるのが一般的ですが、大型バイクに憧れる人も多いでしょう。しかし、初心者がいきなり大型バイクの免許を取るのは本当に大丈夫なのでしょうか?今回は、いきなり大型バイク免許を取るメリットとデメリットについて解説します。

いきなり大型バイク免許を取るメリット

いきなり大型バイク免許を取るメリットは、以下の2点です。

1. 目的を達成する充実感

いきなり大型バイク免許を取りたい理由は、欲しいバイクが大型という人がほとんどでしょう。目的がハッキリしているのに、中型バイク免許を取っても意味はありません。欲しいバイクに似た中型バイクを買ったとしても、結局は妥協していることになるので、本当に欲しいバイクを見るたびに憧れがつのってしまいます。その点、最初から大型バイク免許を取得すれば、目標を達成したという充実感が味わえますし、自分の理想のバイクに乗れます。

2. 免許の交付が1回で終わる

中型バイク免許を取った後に大型バイク免許を取る場合、当然ながら免許の交付は2回になります。免許センターは、なぜか辺境にあることが多く、免許の交付だけで丸一日かかってしまうことも珍しくありません。この手間が1回になるのはうれしい点です。

いきなり大型バイク免許を取るデメリット

一方で、いきなり大型バイク免許を取るデメリットも少なくありません。以下の3点に注意してください.

1. バイクの運転に対する余裕がない

大型バイクは、中型バイクに比べてパワーがあります。その分、加速やブレーキ、コーナリングなどの操作にも敏感に反応します。初心者が大型バイクに乗るときは、バイクの動きに驚いたり、恐怖を感じたりすることもあるでしょう。そのようなときには、周りの状況や交通ルールに注意する余裕がなくなってしまいます。事故やトラブルの原因にもなりかねません。

中型バイクであれば、バイクの操作に慣れることで、運転に余裕が生まれます。余裕があれば、危険を回避したり、楽しく走ったりすることができます。大型バイク教習では、中型バイクと大型バイクの違いだけに集中して学ぶことができます。

2. 大型バイクの重量による難易度アップ

大型バイクは、中型バイクよりも重量があります。重量があるということは、取り回しや停止時の安定性に影響します。特に教習で大きく影響するのは、バイクの引き起こしです。引き起こしとは、倒れたバイクを起こすことです。倒れたバイクを起こすには、力だけではなくテクニックも必要です。しかし、重量があるとテクニックだけでは不十分です。力も必要です。

最悪の場合、大型教習が中止になり、中型あるいは小型を進められてしまう可能性があります。そのような事態を避けるためには、中型バイクで引き起こしのテクニックを身につけておくことがおすすめです。

3. 教習時間は変わらない

教習時間は中型と大型で区別されているため、いきなり大型バイク免許を取る場合でも教習時間が短縮されることはありません。むしろ、バイクへの不慣れから教習が延長してしまうことにより、逆に教習時間が長くなってしまうこともありえます。

教習時間が長くなるということは、費用や時間も増えるということです。予算やスケジュールに余裕がある人でなければ、無理して大型免許を取る必要はありません。

まとめ

いきなり大型免許を取るメリットは、目的を達成する充実感や免許の交付が1回で済むことです。しかし、デメリットも多くあります。運転に対する余裕がない、重量による難易度アップ、教習時間や費用の増加などです.

個人的には、中型免許からスタートし、バイクの運転に慣れた後に大型免許へのステップアップをおすすめします。そして、最終的には排気量にこだわらず、自分に合ったバイクに乗るのが一番ですね。初心者の方が安全にバイクを楽しむために、慎重な選択をすることが大切です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました